


STORY
美しい、
地球の未来を
描こう。

このペン
石から生まれました。
見た目や使い心地はプラスチック製のペンと変わりませんが、このペンの主原料は石灰石。従来の石油由来プラスチックに比べ、製造工程でも、廃棄工程でも地球にやさしい素材を使っています。
DETAIL

端材を生かして、無駄をなくす
このボールペンは紙の代替材料として使用されるLIMEXシートを製造する際に発生する端材を再利用したもの。それ自体が環境にやさしい素材であるLIMEXですが、その製造過程で出る端材までも再利用することで、さらに環境への影響を抑えています。

リサイクルではない、アップサイクル
使用済みのLIMEX製品は再びペレットの状態に戻し、LIMEXシートまたはプラスチック代替製品の材料として使用することができます。このように単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことをアップサイクルと呼びます。
MATERIAL
こだわり抜いた素材、
LIMEX。

LIMEXはTBMが開発した紙・プラスチックの代替となる次世代素材。TBMは2014年に「LIMEX」の国内特許を取得しており、基本特許は世界40か国以上で出願。日中欧米を含む30か国以上で登録済です。
主原料の石灰石(limestone)は、日本で100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、かつ高効率でリサイクルも可能なため、ほぼ無尽蔵と言っても過言ではありません。製造過程で木材や水をほとんど使用しないため、限りある地球の資源を守ることができるだけでなく、製品のライフサイクルで二酸化炭素の排出量も抑えることができます。
EFFECT
LIMEX Pelletに、
置き換える効果。
LIMEX(ライメックス)は、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。 日本で生まれたLIMEXは、石灰石を主原料にプラスチックや紙の代替製品を成形すること、またリサイクルも可能です。

外部環境 01
年間約800万トン、累計約1.5億トンのプラスチックが海に流出。その結果、2050年には海においては魚よりもプラスチックが多くなると予測されています。※1

外部環境 02
新興国等の人口増加・経済成長により、世界のプラスチック生産量は、2018年対比で2030年に約1.5倍、2050年には約3.1倍まで生産量は増加すると予測されています。※2

環境貢献
・LIMEXの主原料である石灰石は世界中に豊富に存在し、資源に乏しい日本でも240億トン※3が埋蔵されており、枯渇リスクが非常に低い自給自足できる資源です。
・資源の地産地消を行うことでコンパクトなサプライチェーンが構築でき、環境負荷を低減することが可能です。
・LIMEXの主原料である石灰石は石油由来プラスチックと比べて、原料調達時のCO2排出量は約50分の1、焼却時のCO2排出量は約58%※4少ない素材です。石油由来プラスチックからLIMEXにすることで、地球温暖化の要因となる温室効果ガス排出量を抑制する効果があります。
注意事項
・筆記以外の用途に使用しないでください。
・ペン先を上向きにしての筆記はお避け下さい。インク漏れの原因になります。
・使用後は必ずペン先を収納して下さい。衣服等を汚す原因になります。
・軸を激しく振ったり落としたりするとインクの吹き出しやカスレの原因となりますのでご注意下さい。
脚注
※1 Ellen Macarthur Foundation, The New Plastics Economy: Rethinking the future of plastics & catalysing action https://ellenmacarthurfoundation.org/the-new-plastics-economy-rethinking-the-future-of-plastics-and-catalysing
※2 Plastics Europe, Plastics – the Facts 2019, World Economic Forum, The New Plastics Economy: Rethinking the future of plastics http://www3.weforum.org/docs/WEF_The_New_Plastics_Economy.pdf
※3 経済産業省 資源エネルギー庁, 平成21年度 埋蔵鉱量統計調査結果
※4 自社調べ, ポリプロピレン・ポリエチレンの燃焼時のCO2排出量:一般社団法人プラスチック循環利用協会『プラスチック製容器包装再商品化手法およびエネルギーリカバリーの環境負荷評価(LCA)』, 石灰石:炭酸カルシウム(CaCO3)100%と想定し、化学反応式より算定(ポリプロピレン1kg分の体積を想定)、ライフサイクルインベントリ、LCIデータベース IDEA version 2.3,(国立研究開発法人産業技術総合研究所安全科学研究部門社会とLCA研究グループ、一般社団法人サスティナブル経営推進機構)、LIME2