




つくり手の顔が見えるお箸を、ギフトに
お誕生日、結婚祝い、イベントごと…人生の節目にギフトを贈る機会は多いですが、相手に喜ばれるものを選ぶのは難しいですよね。 世代や性別に関係なく、誰にでも喜ばれそうな、お箸のギフトセットをご紹介します。

純国産の天然竹からできた、竹のお箸
日本のお箸の9割が、実は海外製ということをご存知でしょうか。 ヤマチクの「おかえりの箸」は、熊本・福岡の山奥で竹を刈り取り、自社で加工されています。

竹の風合いが感じられるシンプルな見た目。頭は赤く塗られてポイントになっています。
このデザインのヒントになったのは、九州の昔ながらの食堂で使われていたような、ガバっと無造作に置かれたお箸。
だから、どこか懐かしさを感じるのですね。
大切な方へのギフトも、安心・安全なものを選びたいところです。
「竹取物語」をモチーフにしたパッケージ
贈った相手の喜ぶ姿が目に浮かぶ、可愛いらしいパッケージ。「竹取物語」をモチーフにデザインされています。 竹皮のような包みから取り出して、中の筒箱を開けると、斜めに切られた竹からお箸が生まれたようなユニークな見た目。

Pentawards、ニューヨークADCなど、名だたる海外のデザイン賞を受賞されているのも納得です。(箱は古紙と間伐材を利用した森林循環紙を使用しています。 )
毎日触れるものだから、つくり手の顔が見えるものを選びたい
「おかえりの箸」をつくっているヤマチクさんは、1963年に創業してから半世紀にわたり、竹のお箸ひとすじ。
熊本・福岡の竹を使い、加工も自社で、それもほとんどが手作業でおこなわれています。

実は竹を調達するのも、このように山に入って人の手で刈り取るというのだから驚きです。
竹は生育が早く、3か月ほどで大きくなります。
しかし、竹が伸びすぎると里山が荒れ、山に入れなくなったり、地滑りが起こったりするという弊害も。
適度に人の手が入ることで、山を守る役割も果たしてくれています。

一膳のお箸ができるまでにかかるのは、約30工程。機械で製造される安価な輸入のお箸と違い、手間がかかっています。
毎日使うものだから、その原料がどこからきて、誰がつくって、どのように自分の手元に届いたのか。こうやって顔が見えるのは嬉しいですね。

一膳のお箸に、温かさと有難さを感じます。
持続可能なものづくりを目指して
「お箸の原点回帰」をめざして作られたブランド「okaeri」。
お箸の歴史をたどると、7世紀頃に遣隋使から伝わったと言われています。
「箸」の漢字は竹かんむりであることから、もともとは竹で作られたものでした。
米粒をつかむ、魚の骨をとるなど、美しく食べるために、日本の食卓には欠かせない存在です。

しかし、時代の変化と共に、私たちの生活用品の素材は石油製品へと移り、竹製品の多くは安価というだけで輸入品に頼るようになりました。やがて石油や輸入素材も高騰し、慌てて国内を見渡した頃には、竹箸を作る技術さえ伝承されていないということもあり得ます。

日本の山で竹を調達する方にもしっかりと対価が払われるように、竹箸の文化がこれからも継承されるように。 真の意味で「持続可能な」ものづくりを目指して、ヤマチクさんのお箸は作られています。
バイヤーHanaが使ってみました
幼いころから色々な箸を使ってきましたが、ちょっと置いたときにコロコロ転がるお箸はもう勘弁…
皆さんも経験あるかと思います。
おかえりの箸は、持ち手の部分は丸くて持ちやすく、先に向かって四角く削られているので転がりません。
すべすべしていて手触りもよく、毎日使うお箸として心地良いです。

実は、ZAIMA店長のYoshiは以前からヤマチクさんのお箸の愛用者で、軽くて使いやすくて気に入っています。丁寧につくられたお箸は、生活をより豊かにしてくれますね。
最後に、ヤマチクさんからメッセージをいただきました
お箸は、私たちの暮らしのなかに当たり前にある道具です。
一生懸命作っていますので、身の回りのものが誰かの手で作られていることに目を向けて、感じてほしいです。
インフォメーション
ブランド | okaeri by ヤマチク |
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素材 | 竹 |
サイズ | 本体:直径23cm 外装:33cm×10cm×4cm |
重量 | 約60g |
生産国 | 日本 |
注意事項 | 食器洗浄機、乾燥機、電子レンジではご使用いただけません。 |

ヤマチクは、先代が1963年に創業してから半世紀にわたり、一貫して「竹」の素材を生かす製品づくりに取り組んできました。資源の少ない日本の中で、生育が早く循環性の高い竹は、資源の有効利用やリサイクルという観点からも重要な素材です。
一度使うと、その違いがよくわかる、竹の箸。私たちは、これからも実直に、竹の箸だけにこだわり続けていきたいと思います。